差し歯で歯並びが良くなってコンプレックスがなくなりました

学生時代は上の前歯の歯並びが悪いことがコンプレックスで、笑う時に歯を見せるのが憂鬱でした。

それでも、歯列矯正のようなお金のかかることは考えもしませんでした。

 

働き始めて、20代半ばの時に、たまたま上の前歯が虫歯になりました。

その際に、職場の先輩が前歯が差し歯だと打ち明けてくれたことで、自分も歯科医師と話し合う際に、思い切って差し歯をお願いすることにしました。

見栄えを考えて保険適用外のものを選びましたが、当時の自分としてはとても高額で、貯金がかなり減ってしまいました。

4本をワイヤーみたいなものでつないだ差し歯を、ガッチリと差し込まれました。

 

それでも、上の前歯を4本とも差し歯にすると、元あった歯よりもかなり歯並びが改善されていて、心の中で嬉しく思いました。

それ以来、以前のように笑いながら上の前歯の歯並びのことを気にしなくて済むようになったのは、画期的でした。

歯並びというコンプレックスによるストレスが一つ減った、と言える快挙でした。

 

しかし、20年以上の年月が流れ、上の前歯の4本の差し歯の縁の部分が黒ずんできました。

特に歯が痛いという虫歯のサインもなかったのですが、他の歯の治療で歯医者通いをするようになると、歯科医師がしきりに上の4本の差し歯を入れ替えたらどうか、と持ち掛けるようになりました。

20代の頃からは転居していましたので、4本くっついた差し歯を入れてくれた歯科医のところに通うのは不可能でした。

 

試しに、上の前歯の4本を入れ替えるとどれくらいのお金がかかるか、新しい歯科医に尋ねました。

すると2つの選択肢を示され、安いほうで見ても、20代の頃よりも高い値段になっていました。このためなかなか決心がつきませんでした。それでも、差し歯の縁の黒ずみが気になり、1年以上経過してようやく差し歯の入れ替えの決意をしました。

 

年月が経っていて、昔と違って4本をつなげたセットではなく、1本ずつ差し込んでいくということでした。

元あった差し歯を壊す際に、腕のいい歯科医でなければ問題が起きるという情報もありましたが、幸い何も問題がなく、無事に元の差し歯を4本取り除くことができました。

差し歯に隠れて根本に若干の虫歯が進行していたと分かったのはショックでした。そのまま放っておいたらどうなっていたか、怖かったです。

 

1本ずつ差し歯を入れると脆いのではないかと不安でした。それでも、実際に入れ替えが終わると、何の問題もなく、しかも前の差し歯よりもさらに歯並びが良くなっていました。これが若い頃だったら良かったのに、と残念でした。